LIGHT BOX project 2014 pigment print H100×W150cm 日本ほど街の中に自動販売機が数多く設置されている国はないのではないだろうか? コンビニや自動販売機は、24 時間どこにいても飲み物や食べ物を買うことができるという利便性と安心感を私たちに与えてくれる。普段私たちはそうしたものを意識することなく享受しているように思うが、私は路上にこれほど多くの自動販売機がある光景が不思議に見えることがある。 東日本大震災とそれに伴う原発事故の後、私の住んでいた地域では計画停電が実施されていた。いつもより暗い夜の街の中で、自動販売機の光が消えていたことが特に印象的だった。 夜の街を照らし続ける発行体として自動販売機を捉えることで、日常の中であたりまえに過ごしている社会の光景をもう一度考えてみたいと思う。 Prev Gallery / Next Gallery